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8月 02, 2017

エキストラバージンオリーブオイルが含むエチルエステル量の変化

エキストラバージンオリーブオイルに含まれるエチルエステルの時間に伴う進展エチルエステルの含有量は、二つのキャンペーンが行われた時から、商業用エキストラバージンオリーブオイルの分類のための品質基準として使用されるパラメータの1つとなっています。つまりエキストラバージンオリーブオイルに含有されるエチルエステルが一定量を超えると、エキストラである条件を失ってしまう事になります。

スペインのオリーブオイル業の分野は、十分な情報の不足や国際オリーブ理事会と欧州連合(EU)の両機関によって決定された、エキストラバージンオリーブオイルに含まれるエチルエステルの含有限度量の漸進的減少に対し、疑問を提起しました。疑問提起の内容は、これらの化合物はアルコール発酵の種類に起因していることと、現代における安定的な評価パラメータとして扱われているという内容でした。

スペインのオリーブオイル業界は、十分な情報が不足していることを理由に、国際オリーブ理事会と欧州連合(EU)の両機関によって採用されたエキストラバージンオリーブオイル基準で定められるエチルエステルの含有限度量の漸進的減少プランに対し、疑問を提起しました。というのも、これらの化合物はアルコール発酵の種類に起因しており、またそれが通時的に見て安定していることがその疑問の核心部分にあります。スペインの関係当局やアンダルシア政府、そして当団体が協力して行なった研究の結果、エチルエステルの原料の一つであるエタノールやその化合物質がオリーブの実に自然に含有する成分であることが分かっています。オリーブオイルに含まれるエチルエステルの量はオリーブの品種や収穫時の熟成度、用いられた搾取法の種類や精製品の保管の事前作業など様々な原因により変化します。これは、エチルエステルが水溶性物質であり、オリーブオイルのどの精製法にしても、その精製規模の違いこそあれ、洗浄することには変わりはなくその影響を受けるからです。

本研究は、前述のすべての条件がそれらの化合物の存在に対し、どのように、またはどの位の影響をもたらすのかを検証するものであり、現時点で施行されている法令や最後に改正された限度から、当方が提起する適用限度へと再考慮できるよう、情報を提供しています。そのため、品種別、または果実熟成度の違いや精製法や保存状態の異なるエキストラバージンオリーブオイルを、別々の貯蔵タンクに貯蔵し、エチルエステルの進化を研究しました。

現時点では、欧州委員会や国際オリーブオイル評議会の専門グループへの追加情報を提供するため、一時停止期間となっています。

 

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