昨今、バージンオリーブオイルはその物理化学的特性(品質)、純度、感覚刺激特性といったパラメーターを基準にして、商品カテゴリー別に分類されています。このうち、感覚刺激特性については、しかるべき教育と訓練を受けた専門家が8~12名のチームとなってテイスティングを行ない、その官能特性から対象のバージンオイルがどのカテゴリーに分類されるべきか決定する、パネルテストと呼ばれる手法が採用されています。 当団体は農業食料環境省、アンダルシア州農業漁業地域振興局と協力してこれまでに10グループに及ぶ研究チームを結成し、またその大半をCeiA3の調整の下で研究を進めることで、より信頼性が高く、早く結果を得られ、評価結果の再現性を向上させるバージンオイルのカテゴライズを可能にする技術の開発に努めてきました。結果として、従来のパネルテストを補助するだけではなく、テストそのものを代替し得る技術を実現しました。