スペイン料理には、オリーブオイルやタラを使った料理が多くあります。ピルピルもその中の一品で、スペインでも有名な料理の一つです。オリーブオイルを乳化するためテクニックが必要な品ではありますが、慣れると誰でも簡単に作れます。
ピルピルはバスク地方の伝統料理
ピルピル(Pil Pil)は、白身魚のタラをオリーブオイルで煮て作られた料理です。オリーブオイルで煮込んでいるときのパチパチ音がスペイン語では「ピルピル」だったことから名づけられました。
元々はタラのオリーブオイル煮を指していましたが、バスク地方には山の幸も海の幸も充実していることから、様々な食材が使われるようになっています。
ピルピルとアヒージョの違い
大きな違いはオリーブオイルを乳化しているか否かです。アヒージョはオリーブオイルにニンニクの香りを移すことが主ですが、ピルピルはオリーブオイルでじっくり煮込んでいます。オリーブオイルをパンにつけて楽しむのではなく、ピルピルはタラによって乳化したスープをそのまま味わうことも特徴です。
ピルピルの基本レシピ
オリーブオイルとニンニク、鷹の爪、塩を弱火で熱して、タラのゼラチンや水分でソースを固めることが基本です。そこにお好みで具材を入れます。
タラのピルピル
基本の材料に加えて、タラを用意します。
- 鍋に基本の材料を入れ、ニンニクがきつね色になるまで中火にかける
- ニンニク、鷹の爪を取り出す
- タラを入れて、弱火で10~15分温める
- タラを取り出して、液を混ぜて乳化する
- 塩で味を整え、タラを入れてソースをからめる
スペイン料理、ピルピルを作ってみよう!
ピルピルはタラ、オリーブオイル、鷹の爪、ニンニク、塩さえあれば日本でも簡単に作れる料理です。日本人にも馴染みのある食材で新しい料理に挑戦してみましょう。
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