毎日のオイル
ブログへ戻る

7月 25, 2022

アンダルシア地方の料理を知ろう|旅行でガストロノミーを楽しむ

スペイン、アンダルシア、日没時のマルベーリャ

アンダルシア地方はスペインの南部に位置します。幅広い国から強い文化の影響を受けていることにより、様々な料理を味わえるのが魅力的です。イスラム色の強い料理やモロッコに影響を受けたエスニックテイスト、イタリアやギリシャのような地中海料理など多様。ガズパチョ発祥の地であるだけでなく、気候に合わせてオリーブオイルにそれぞれ特徴があるのも驚きです。ぜひ旅の道中で文化色豊かなアンダルシア地方の料理を食べつくしましょう!

アンダルシア地方でおすすめ料理

アンダルシア地方は、イスラム教とキリスト教が融合した建築が多くあります。歴史的建造物があるということは、食文化も深いということになります。

コルドバで食べるサルモレッホ

コルドバはイスラム文化が色強く残っています。モスクとして成り立っていたキリスト教会、メスキータやイスラム時代の要塞、カラオラの塔などが有名です。コルドバはイスラム文化に影響を受けた郷土料理が多く、そのなかでもトマトとパン、オリーブオイルの夏クリームスープ、サルモレッホは食べておきたい料理です。ガスパッチョよりも濃厚でもったりとした食感に、刻んだゆで卵と生ハムがアクセントになっています。

セビーリャの「サンタ・クルス地区」にあるバルで食べる

セビーリャは多くの世界遺産がある地域です。スペイン最大の規模を誇るカテドラルや14世紀後半に建築された宮殿アルカサルなどを見にくる観光客が多くいます。観光し終わったあとに、ぜひ訪れてほしいのが「サンタ・クルス」地方です。細い路地に並ぶバルやタパスで料理をつまむと本場スペインに溶けこんだ気分になれるでしょう。

グラナダで安く郷土料理を食べる

アンダルシアといったらアルハンブラ宮殿です。宮殿は、イスラム建築の最高傑作と言われており、チケットはほぼ毎日完売するほど人気があります。グラナダは学生街ということで、バルが安く美味しく食べられます。ガスパチョ(トマトベースの冷たいスープ)やレモホン(オリーブオイルを垂らした、タラとオレンジのサラダ)をぜひ食べてみましょう。

魚のフライ

マラガやカディスの沿岸部では、オリーブオイルで揚げた魚を食べるのが一般的です。

地域によっては、串で刺して直火で焼く、いわゆる「エスペート」が一般的とされています。

アンダルシア地方で観光しながら美味しい料理を食べよう!

イスラム色が力強く残るアンダルシア地方では、他スペインでは見れない建造物だけでなく、料理も幅広く楽しめます。今ここでしか食べられないエスニック・ガストロノミーを味わい尽くしましょう!

0 コメント

関連する投稿

オレオツーリズム -アンダルシア州でオリーブオイルを堪能

204月 | 24 オレオツーリズム -アンダルシア州でオリーブオイルを堪能
  大型連休に海外旅行を計画されている方も多いと思いますが、皆さんは「オレオツーリズム」をご存知ですか?オレオツーリズムとはスペインを旅しながら、オリーブオイルの魅力を発見する休暇スタイルで、オリーブオイル生産において世界をリードするスペイン南部のアンダルシア州では、このオレオツーリズムがとても盛ん。世界中の旅行者が集まります。 イベリア半島に位置するスペインでは、世界のオリーブオイル生産量の約50%が製造されており、うち約65%を占める130万トンが輸出されています。畑面積にすると、世界のオリーブ畑の約25%をスペインが保有していることになります。スペイン国内では、200種類以上のオリーブ品種が栽培されていて、高品質で幅広いジャンルの香りと味わいのオリーブオイルの提供が可能になっています。 上部の写真にあるとおり、中心地の住宅街を囲む緑の大地は、もちろんオリーブの畑。美しい建築と偉大なる大地の恵みが共存する地こそ、「偉大なるスペイン」なのです。   オリーブの聖地・ハエン県 写真:oleicola jaen ハエン県はアンダルシア北東部に位置し、スペイン最大のオリーブオイル生産地。農地面積の80%近くをオリーブの木が占めています。見渡す限り美しいオリーブ畑が広がり、まさに「オリーブ畑の地」。 世界中で賞賛される世界最高級のオリーブオイルを生み出すこの地で、オリーブオイルのテイスティングや、オリーブオイル生産者さんたちとの出会い、さらに、オリーブオイル・マッサージやスパなどの観光スポットがたくさんあります。   Museo de la Cultura del olivoオリーブ文化博物館は、1997年に設立され、現在は文化財に指定されています。この博物館では、採油システムについての歴史を見ることができ、また、庭園には、地中海沿岸のさまざまな国の種々オリーブが植林されています。1848年に建てられた産業建築の壮大な例である貯蔵庫は、オリーブオイルの大聖堂として知られています。 長い棒でオリーブの木をゆすって実を落とす体験も可能です。オリーブの木にたわわに実ったオリーブの実がゴロゴロっと落ちてくると、スペインの風にのって、ほのかにグリーンの香りが広がり、まるで心が洗われるようです。 *要事前予約です。   街全体が世界遺産に囲まれた地、ウベダ・バエサのルネサンス様式の建築  ...
0

スペイン風鴨南蛮蕎麦

114月 | 24 スペイン風鴨南蛮蕎麦
スペイン産オリーブオイルの風味が効いた、おいしいダックとそばの絶妙な組み合わせ。新しいそばの味をお楽しみください。 材料   そば:3束 リーキ:1本(3cmにカット) ダックスライス:15枚 生姜(チューブ):5cm 酒:大さじ3(ダックを調味するため大さじ1、味付けのため大さじ2) 塩、コショウ:適量 スペイン産オリーブオイル:大さじ2 メンツユ(3倍希釈)と白だし:各50cc みりん:大さじ2 醤油:大さじ2 かつおぶし:1パック 水:1000cc 油揚げ(オプション):1枚 エリンギ(オプション):1パック ゆず(オプション):適量   調理方法   ダック、生姜、酒大さじ1、塩、コショウをポリ袋に入れてよく揉み込む。...
0

春に食べたいスペイン風サラダ特集

104月 | 24 春に食べたいスペイン風サラダ特集
春風がそよぎ、暖かい日が続く日に食べたくなるのがサラダ。春に旬を迎える野菜の多くは、生で食べることができるものが多くありますよね。そこで、今回はスペイン産オリーブオイルで作る春に食べたいスペイン風サラダをご紹介します。   スペインらしいカラフルなサラダ 写真:Seamus Mullen, presentada en la Cumbre Anual de Liderazgo Menus of Change® de 2019. 転載ほか、無断の使用を禁じます。 日本の家庭で食べるサラダとはちょっと見た目が違いますね!さすがスペイン、カラフルで栄養バランスも完璧と言えるこのサラダは、ラディッシュとズッキーニのツナ・サラダ。ラディッシュだけでなく、紅芯大根を加えることで、お料理がパッと明るくなりますね。ドレッシングはもちろん不要、なぜならば、スペイン産エキストラバージンオリーブオイルと岩塩だけで最高に美味しいからです。 どの品種のスペイン産エキストラバージンオリーブオイルでも合いますが、おすすめの品種は、ロイヤル種です。ロイヤル種は、アンダルシア州ハエン県の郷土品種で、とってもフリーティで芳醇なイチジクのアロマが広がるのが特徴です。是非試してみてください。 スペイン流カラフルサラダのレシピを見る   春のフルーツとフォワグラのスペイン流スペシャルサラダ...
0

個人情報保護方針に同意します。

*項目を確認する

ニュースレターを登録する

スペイン産オリーブオイルについて最新情報をご希望の方は、ニュースレター登録へ。