毎日のオイル
ブログへ戻る

2月 25, 2016

スペインバルの定番、タパス料理のブーム

スペインバルの定番、「タパス料理」とは?

スペインのバーでは、タパスはパーティーの女王、前菜のお姫様、そしてお店の看板娘とされております。スペイン料理の大使として、重要な役割を果たしています。タパスをご存じでない方がいましたら、ここにご紹介します。

発熱キャップ

タパスの由来ははっきりしていません。ある説では、アルフォンソ10世「賢王」(カスティージャ王国の国王)が、アルコールの効果を減らす、または「タパル」(スペイン語で「隠す」という意味の言葉)するために、ワインと一緒にちょっとした前菜を準備させたといわれています。別の説では、農民の作業時間が長いため、お腹が空かないように、朝食と昼食の間のおやつとして考えられたと語られています。その他の説では、ハエがコップにたからないように、コップの上にパンを置いたのがタパスの始まりだとされています。いずれにしても、このちょっとした小料理の一品がスペイン産であることには間違いありません。

では、タパスの人気の秘訣とはなんでしょうか?それは、友人との楽しいおしゃべりには欠かせないという点、あるいはおいしいタパスの裏には、必ず良いお話があることなどかもしれません。または、バーをはしごしながらビールやジュースとともに、この美味な一口料理を食べ歩くことを意味する「タパスしに行こう」という言葉は、人生を最大に楽しむことをモットーとしているスペイン人にとって、人生に対する哲学になっている点かもしれません。

こちらのグラフではスペインと同じように、タパスを楽しむ方法をご紹介します。

カバーの種類

さあ、それではどのタパスを選べばいいのでしょうか?温かいもの、冷たいもの、小さめのもの、大きめのもの、様々な材料が組み合わされているもの、パンの上に載せているもの、お鍋に入っているもの、お皿に入っているものなど。タパスは行くお店によって、様々なものがあります。どこで賞味することができるのでしょうか?これは、とても簡単です。何しろ、スペイン各地にタパスの場所がありますので、数多く食べてみることができます。種類が豊富で大きいタパスが有名なグラナダ市では、生ハム和えの揚げそら豆が名物の一品です。同じく南地方の都市であるセビジャ市やアルメリーア市では、魚が名物です:セビージャ市では魚のフライ、アルメリーア市では、茹でたジャガイモと組み合わせる、とてもおいしい酢漬けのイワシなど、生魚の小料理が有名です。

北のほうへ行くと、コルーニャ市では、ガリシア風、または夏にぴったりのサルピコン風に調理したタコが主役です。更に、バスク地方では、タパスはよりサイズが大きめで「ピンチョス」と呼ばれており、ウズラ卵と生ハムの「ピンチョス」、またはセラーノ風生ハム和えのマッシュルームなどがあります。

タパスのブーム

タパスは、スペイン人の毎日の食生活に欠かせない料理ですが、もちろん高級なグルメタパスもあります。有名なシェフのフェラン・アドリアー氏は、自分の新しいプロジェクトである「チケット・バー」のお店ではタパスを主役にしており、同じようにシェフのホセ・アンドレス氏は、アメリカでタパスのコンセプトを広めました。

スペイン、そして全世界では、ガストロ・バーというお店が増え始めています。有名なシェフであるパコ・ロンセーロ氏の「エスタド・プーロ」というバーでは、シェフのおすすめグルメタパスが一般価格で味わうことができます。

しかし、タパスの最もおもしろい点は、完全に調理師の想像力次第で作れるという点です。皆さまもきっと、あっと言わせることができるタパスを作ることができますので、ぜひオリジナルのタパスを調理して、私達のコンクールにぜひご参加いただきたいです。賞品はなんと、スペイン旅行です!皆さま、どんどんご参加ください!

【オリーブオイルで作るおすすめレシピ】

 

この他にもオリーブオイルで作れるレシピはまだまだたくさんあります!
どうぞオリーブオイルのレシピ集をご覧ください!

 

【オリーブオイル基礎知識に関するおすすめ記事】

 

【オリーブオイルの使い方に関するおすすめ記事】

 

【オリーブオイルと健康に関するおすすめ記事】

 

0 コメント

関連する投稿

オレオツーリズム -アンダルシア州でオリーブオイルを堪能

204月 | 24 オレオツーリズム -アンダルシア州でオリーブオイルを堪能
  大型連休に海外旅行を計画されている方も多いと思いますが、皆さんは「オレオツーリズム」をご存知ですか?オレオツーリズムとはスペインを旅しながら、オリーブオイルの魅力を発見する休暇スタイルで、オリーブオイル生産において世界をリードするスペイン南部のアンダルシア州では、このオレオツーリズムがとても盛ん。世界中の旅行者が集まります。 イベリア半島に位置するスペインでは、世界のオリーブオイル生産量の約50%が製造されており、うち約65%を占める130万トンが輸出されています。畑面積にすると、世界のオリーブ畑の約25%をスペインが保有していることになります。スペイン国内では、200種類以上のオリーブ品種が栽培されていて、高品質で幅広いジャンルの香りと味わいのオリーブオイルの提供が可能になっています。 上部の写真にあるとおり、中心地の住宅街を囲む緑の大地は、もちろんオリーブの畑。美しい建築と偉大なる大地の恵みが共存する地こそ、「偉大なるスペイン」なのです。   オリーブの聖地・ハエン県 写真:oleicola jaen ハエン県はアンダルシア北東部に位置し、スペイン最大のオリーブオイル生産地。農地面積の80%近くをオリーブの木が占めています。見渡す限り美しいオリーブ畑が広がり、まさに「オリーブ畑の地」。 世界中で賞賛される世界最高級のオリーブオイルを生み出すこの地で、オリーブオイルのテイスティングや、オリーブオイル生産者さんたちとの出会い、さらに、オリーブオイル・マッサージやスパなどの観光スポットがたくさんあります。   Museo de la Cultura del olivoオリーブ文化博物館は、1997年に設立され、現在は文化財に指定されています。この博物館では、採油システムについての歴史を見ることができ、また、庭園には、地中海沿岸のさまざまな国の種々オリーブが植林されています。1848年に建てられた産業建築の壮大な例である貯蔵庫は、オリーブオイルの大聖堂として知られています。 長い棒でオリーブの木をゆすって実を落とす体験も可能です。オリーブの木にたわわに実ったオリーブの実がゴロゴロっと落ちてくると、スペインの風にのって、ほのかにグリーンの香りが広がり、まるで心が洗われるようです。 *要事前予約です。   街全体が世界遺産に囲まれた地、ウベダ・バエサのルネサンス様式の建築  ...
0

スペイン風鴨南蛮蕎麦

114月 | 24 スペイン風鴨南蛮蕎麦
スペイン産オリーブオイルの風味が効いた、おいしいダックとそばの絶妙な組み合わせ。新しいそばの味をお楽しみください。 材料 そば:3束 リーキ:1本(3cmにカット) ダックスライス:15枚 生姜(チューブ):5cm 酒:大さじ3(ダックを調味するため大さじ1、味付けのため大さじ2) 塩、コショウ:適量 スペイン産オリーブオイル:大さじ2 メンツユ(3倍希釈)と白だし:各50cc みりん:大さじ2 醤油:大さじ2 かつおぶし:1パック 水:1000cc 油揚げ(オプション):1枚 エリンギ(オプション):1パック ゆず(オプション):適量 調理方法 ダック、生姜、酒大さじ1、塩、コショウをポリ袋に入れてよく揉み込む。 野菜を切る。油揚げを使用する場合は最後に切る。 かつおぶしと水を鍋に入れて沸騰させる。 次にメンツユ、白だし、みりん、酒大さじ2、醤油を加えて再沸騰させる。...
0

春に食べたいスペイン風サラダ特集

104月 | 24 春に食べたいスペイン風サラダ特集
春風がそよぎ、暖かい日が続く日に食べたくなるのがサラダ。春に旬を迎える野菜の多くは、生で食べることができるものが多くありますよね。そこで、今回はスペイン産オリーブオイルで作る春に食べたいスペイン風サラダをご紹介します。   スペインらしいカラフルなサラダ 写真:Seamus Mullen, presentada en la Cumbre Anual de Liderazgo Menus of Change® de 2019. 転載ほか、無断の使用を禁じます。 日本の家庭で食べるサラダとはちょっと見た目が違いますね!さすがスペイン、カラフルで栄養バランスも完璧と言えるこのサラダは、ラディッシュとズッキーニのツナ・サラダ。ラディッシュだけでなく、紅芯大根を加えることで、お料理がパッと明るくなりますね。ドレッシングはもちろん不要、なぜならば、スペイン産エキストラバージンオリーブオイルと岩塩だけで最高に美味しいからです。 どの品種のスペイン産エキストラバージンオリーブオイルでも合いますが、おすすめの品種は、ロイヤル種です。ロイヤル種は、アンダルシア州ハエン県の郷土品種で、とってもフリーティで芳醇なイチジクのアロマが広がるのが特徴です。是非試してみてください。 スペイン流カラフルサラダのレシピを見る   春のフルーツとフォワグラのスペイン流スペシャルサラダ...
0

個人情報保護方針に同意します。

*項目を確認する

ニュースレターを登録する

スペイン産オリーブオイルについて最新情報をご希望の方は、ニュースレター登録へ。